メモ帳の現在

Windows10にプリインストールされているメモ帳(notepad)は、進化しています。

バージョン1809(OSビルド 17763.678)(以下、1809)では、保存できる文字コードが

  • ANSI
  • nicode
  • Unicode big endian
  • UTF-8

でした。


バージョン1903(OSビルド 18362.356)(以下、1903)では、保存できる文字コードが

  • ANSI
  • UTF-16 LE
  • UTF-16 BE
  • UTF-8
  • UTF-8(BOM 付き)

になりました(正確にはUTF-8「UTF-8(BOM 無し)」が追加されました)。

1809では、HTML、CSS、JavaScript、PHPなどを保存する際、UTF-8を選択しても、UTF-8(BOM 付き)で保存されるため、不具合が発生しました。

1903では、UTF-8(BOM無し)で保存ができるので、便利になりました。
ファイルを新規に保存する際、文字コードUTF-8がデフォルトになっていることからも、UTF-8(BOM 無し)が考慮されたことがうかがえます。


1903での新規保存は、

  • UTF-8保存 → Windows (CRLF) UTF-8
  • UTF-8(BOM 付き)保存 → Windows (CRLF) UTF-8(BOM 付き)

となります。


1809では、このように Windows(CRLF) などの改行コードしか確認できませんでしたが、

1903では、文字コードUTF-8も確認できるようになりました。 そして、

このように

  • Unix(LF)
  • Macintosh(CR)
  • Windows(CRLF)

改行コードも同時に確認できます。


Windows10 バージョン 18943.0 以降では、Microsoft Store からの供給になります。

メモ帳は、これからも進化が期待できそうです。